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5.242024
住宅ローン金利との向き合い方
住宅ローンの金利が上昇の局面を迎えてきております。
固定型は既に上がっていますが、変動金利は今のところは現状をキープしています。昔から変動か固定を選ぶべきか、色々と議論をされています。過去を見てもずっと変動優位で来ており、現在も変動を選ぶ方が大多数の様です。一時期はフラット35でも驚異的な低金利の頃がありましたが、変動との金利差は開くばかりです。
変動金利は金利上昇のリスクがあるので、固定が良いと勧めるFPの方も多いです。ただ、これはケースバイケースで一概には言えません。不動産は一生の買い物です!!と言われて、ご自身でもそう思い、気がつくと当初35年返済で住宅ローンを借りた方はそれ位の期間ずっと返済をし続けるとイメージされることでしょう。ただし、実際には35年間かけてキッチリ返済する方は殆どおりません。また、35年購入した物件に住み続けるとも限りません。かなりのケースで15年以内に売却される場合が多いです。そう考えますと、一番大事なのは売却した際の不動産の価格になります。極端に言えば、利息ゼロであっても大きく物件価格が値下がりをしてしまえば、最終的には損をしたことになる訳です。
いくら金利が上昇するとは言え、流石に直近でバブル期の様な利率になることは考えにくいと思います。ご自身で住む為の不動産に関して言えば、色々と個々の付加価値があります。
・職場から近い→通勤時間の短縮による価値
・実家に近い→子育てのサポート、移動時間短縮による価値
・同じ賃料であれば、より広く設備が豪華→住環境の良さによる精神的な価値
・自分の好きな内装、間取りにできる→住環境の良さによる精神的な価値
・ペットと住める(物件によります)→住環境の良さによる精神的な価値
それ以外にも個別の要因は多数ありますが、持ち家のメリットは金利負担を超える価値があると個人的には思います。
将来売却した際に大損しない物件が上記の様な付加価値を多く持っている場合には、購入しても良いのでは無いかなぁと感じます。例え金利が上昇しても、最終出口があれば心配はないのではと考えてしまう今日この頃です。
この辺りは不動産のプロに具体的なシミュレーション含めて相談してください。